【サレ妻の記録⑤】「このまま離婚して大丈夫?」サレ妻が初めての弁護士相談で言われたこと

さようなら夫、こんにちは未来

さようなら夫、こんにちは未来~サレ妻、母ひとり子3人わが家の暮らし再構築期~

こんにちは。

3兄弟子育て中のみんとです。

これまでプロフィールでは少しだけ触れてきましたが、

ここから少しずつ、わが家に起きた出来事をを連載記事として綴っていきます。

自分自身が予想もしなかったような出来事に直面し、

それでも日々の暮らしを守りながら前に進もうとする中で、

「同じような境遇の誰かの、少しでも心の支えになれたら」

という思いが強くなりました。

そんな気持ちを込めて、このシリーズを始めます。

前回の記事では、弁護士相談の流れについてまとめました。

今回は実際にもらったアドバイスを中心に記事にまとめました。

弁護士から受けたリアルなアドバイス

夫との話し合いに行き詰まりを感じた私は、
第三者の専門的な意見を求めて弁護士に相談しました。

その中で特に印象に残ったアドバイスをご紹介します。

すべてを一度に解決しようとしない

「被害者側は、早く全部を解決したいと思うもの。
でも相手は必ず抵抗してくるから、焦らず一つずつ片付けていくことが大切。」


夫の不倫や生活の問題、今後の暮らし方や子どもへの影響…。
あれもこれも一気に解決したいと思っていた私にとって、この言葉は深く刺さりました。

不倫した側からの離婚請求が認められる「3つの条件」

弁護士さんから、不倫をした夫でも離婚が認められる条件があると教わりました。

  • 長期間の別居(婚姻期間と同程度かそれ以上)
  • 未成年の子どもがいない
  • 離婚後、相手が経済的・精神的に極端に困らない

つまり、私のように「同居中」「未成年の子あり」「パート収入で生活が不安定」な場合、
夫からの一方的な離婚請求は通りにくいのです。

離婚を決める前に「ライフプラン」を立てる

生活費・婚姻費用・養育費・支援制度など、収支のバランスを数字で確認。

  • 別居中にもらえる婚姻費用
  • 離婚後に受け取る養育費
  • 自分と子どもの生活に必要な支出
  • 児童扶養手当などの公的支援の活用

これらを収入と照らし合わせて、
「どちらの選択が経済的に損しないか」を判断することが重要だと教えてもらいました。

ただ、夫がフリーター・甲斐性なしである場合は、
早く離婚して公的支援に頼った方がよいケースもあると助言されました。

慰謝料には過度な期待をしない

証拠がどれだけ揃っていても、裁判での慰謝料の相場は年々下がってきているそうです。
また、相手に支払い能力がなければ、そもそも慰謝料は「取れない」のが現実。

不倫相手に慰謝料を請求すると夫がムキになり、生活費を止めてくるケースもあります。

証拠の時効は3年
焦って動くよりも、冷静に「泳がせておく」のも戦略のひとつです。

別居は「準備」ではなく「戦略」

弁護士さんは、私のようなケースでは「別居」が有効だとアドバイスしてくれました。

離婚しない選択もある。ただ・・・

自分がしんどくなってきた時には、別居も前向きな選択。

別居したいよりも 「冷静に考えるために距離を置きたい」
という伝え方が有効です。

夫が別居を拒否している場合は、
彼の信頼する親族などから間接的に促してもらう方法もあると教わりました。

財産は「守る」ことが優先

長期の別居後に離婚を申し出ても、
相手が財産を使い果たしていたら意味がありません。

今のうちに財産を自分で管理しておくのが一番。

別居が難しい場合でも、家計や資産の流れを把握し、
必要に応じて自分名義への移動も検討するべきだと学びました。

証拠は「温存しておく」

証拠を見せて相手を追い詰めたくなる気持ちはあります。
私もそうでした。

ただ、今になって思えば、
切り札の使いどころを間違えたと少し後悔しています。

「証拠を見せたところで言い訳されたり、感情的に反発されることがある。
証拠の使いどころはよく見極めて」

感情を中心に判断しない

どの選択肢が損しないのか、自分にとって有利なのか。
それを冷静に見極めるためには、「感情」ではなく「数字」で判断することが大切だと教わりました。

まとめ

弁護士さんのアドバイスで、私が一番心に残っているのは「ひとつずつ片付けていくこと」。

夫に不倫を認めてほしい。
子どもの将来のためにもきちんと話を進めたい。
相手女性にも責任を取ってもらいたい…

そんな想いで頭の中は不安と焦りでいっぱいでした。

けれど、「感情ではなく、戦略と数字で考える」という視点をもらえたことで、
少しずつ前に進めるようになりました。

弁護士さんに相談することで、
法律家としての目線や経験談を踏まえた、現実的で力になるアドバイスをもらえました。

このシリーズでは、

サレ妻としての日々・家庭再構築の過程・母ひとり子3人の暮らしのリアルを

これから少しずつ書いていきます。

次回はシリーズ記事2回目以降の、わが家の様子を綴っています。

どうか、どこかの誰かの力になりますように。

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