【サレ妻の記録⑧】仮面夫婦で過ごすことはこどもの為になるのか

さようなら夫、こんにちは未来

さようなら夫、こんにちは未来〜サレ妻、母ひとり子3人我が家の暮らし再構築機〜

こんにちは。

3兄弟子育て中のみんとです。

これまでプロフィールでは少しだけ触れてきましたが、

ここから少しずつ、わが家に起きた出来事をを連載記事として綴っていきます。

自分自身が予想もしなかったような出来事に直面し、

それでも日々の暮らしを守りながら前に進もうとする中で、

「同じような境遇の誰かの、少しでも心の支えになれたら」

という思いが強くなりました。

そんな気持ちを込めて、このシリーズを始めます。

前回の記事では、夫の不倫旅行について、探偵に調査を依頼するまでの経緯を綴りました。義父の様子を見に行くという名目の帰省。その実態は、不倫相手との密会でした。

不倫旅行から帰宅した夫

そして夫が帰宅したその日。


午後に戻ってきたと思えば、夜には飲み会へ出かける。
一緒にいるのも嫌なので、留守だと正直ホッとする反面、
ゴールデンウィーク中に子どもたちを放置してまで不倫相手と過ごしていたくせに、
平気で飲み会に行く姿に腹立たしさが込み上げてきました。

私はパート勤務ですが、金曜日は子どもの習い事があるため、休みを取っています。
唯一、私がひとりでゆっくりできる、リフレッシュのための貴重な平日休みです。

この日、夫も仕事は休みとのこと。ただ、「たまった仕事をしに職場へ行く」と聞いていました。

朝、私が子どもたちの準備や家事をしていると、
平日の朝やのに珍しく夫が洗い物をしようとしていました。

「私がやるから置いといて」

そう声をかけると、夫はこう言いました。

「雨やから、仕事行かんと家におるわ」

……予想外の言葉でした。

突然壊れた私のひとり時間

長男を見送り、次男・三男を保育園へ送って帰宅。
いつもなら、ここからが私のひとり時間。
家事や用事であっという間に過ぎていくけど、誰にも気を使わず過ごせる、ほっとする時間。

でも、今日は不倫した夫が家にいる。

私がリビングにいると、しばらくして夫は2階へ上がっていきました。
姿は見えなくても、同じ家にいるだけで息がつまる。
物音ひとつにも、あの人の気配を感じてしまう。

帰省からの“お土産”も頭をよぎりました。
不倫相手と買ったであろう品を、何も知らない子どもたちに「お土産だよ」と渡している。
それを思い出すだけで吐き気がする。

さらに、夫の財布には、2万円の入ったポチ袋。
毎回帰省のたびに、義母が「交通費の足しに」と渡してくるものです。
不倫のための帰省なのに、介護中の義父を口実にしてまで帰省したのに、金銭を受け取る姿にあきれるしかありません。

夫と同じ空間で過ごすのがつらい

仕事が休みで1日家にいる夫がする事と言えば、朝と昼の食器洗いと洗濯くらい。
最低限の普段通りの家事だけ。

やっぱり、もう一緒には暮らせない。

限界でした。

私は耐えきれず、車で家を出ました。

久しぶりに泣けてきた。
夫に離婚を告げられた最初の1〜2ヶ月は、よく泣いていたけど、最近は涙が出ることもなかった。
それがこの日は、どうしようもなくこみ上げてきたのです。

外は大雨。散歩にも行けず、誰もいない公園でしばらく車の中にこもっていました。

そこで、ずっと気になっていた「地域の女性相談窓口」に電話してみることにしました。

女性相談窓口へ電話

女性相談窓口は匿名で15分間。相談員の方が親身に話を聞いてくれました。

聞いてみたかったのは、今の家庭の状況が子どもたちに与える影響について。
特に小学生の長男。家族5人での外出が無くなり、夫婦の様子にきっと気づいているはずです。

相談員の方からは、教育相談の電話番号やスクールカウンセラーについて教えてもらいました。
スクールカウンセラーは子どもが悩み相談に利用するものだと思っていたけれど、親である私が予約して相談していいんだと知りました。
教員への共有を許可すれば、学校での様子も見てくれるとのこと。

もし今後、別居や離婚となった時に、子どもたちの学校生活を私一人で支えるのは限界がある。
そんな時に、頼れる場所があると知れただけで少し心が軽くなりました。

最後に・・・

相談員さんはこんな言葉をかけてくれました。

「両親がそろっていることが、必ずしも子どもの幸せとは限らない」

この言葉が、胸に強く響きました。

仮面夫婦で過ごしていけばいい。
両親が揃っている環境、経済的な安定、父親がいる方が子どもにとって良い。
そう思っていたけれど、私の心はもう限界でした。

子どもたちと過ごしているときは心から笑える。
でも、夫が同じ空間にいるだけで笑顔を作れない。
そんな自分に、子どもたちも気づいているはず。

「子どものために」と我慢してきたけど、
本当にこれは子どものためになるのか?
子どもたちが「自分たちのせいでお母さんが我慢していた」と思ってしまうかもしれない。

だったら私は、
「お母さんは、自分と大切な子どもたちが笑顔で過ごすためにこの選択をしたんだよ」
と、胸を張って伝えたい。

そう思うようになりました。

このシリーズでは、

サレ妻としての日々・家庭再構築の過程・母ひとり子3人の暮らしのリアルを

これから少しずつ書いていきます。

どうか、どこかの誰かの力になりますように。

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