【サレ妻の記録⑩】探偵の調査報告書の受け取り|夫の不倫証拠と慰謝料請求への準備

さようなら夫、こんにちは未来

さようなら夫、こんにちは未来~母ひとり子3人わが家の暮らし再構築期~

こんにちは。

3兄弟子育て中のみんとです。

これまでプロフィールでは少しだけ触れてきましたが、

ここから少しずつ、わが家に起きた出来事をを連載記事として綴っていきます。

自分自身が予想もしなかったような出来事に直面し、

それでも日々の暮らしを守りながら前に進もうとする中で、

「同じような境遇の誰かの、少しでも心の支えになれたら」

という思いが強くなりました。

そんな気持ちを込めて、このシリーズを始めます。

この記事では、夫の不倫が発覚し探偵調査の証拠を使った不倫の追及と慰謝料請求までの実体験と戦略をお話しています。

探偵の調査報告書と私の心境

夫の不倫旅行から約2週間後、探偵事務所から調査報告書が完成したと連絡が入りました。
母が「一緒に行きたい」と希望したため、合流して一緒に向かいました。

調査員の方は、報告書の内容をとても丁寧に説明してくれました。
そこには、裁判でも通用するレベルの不倫の証拠が詳細にまとめられていました。

大切な家族である夫の不倫行為についての報告を受けながらも、正直、もうショックという感情はありませんでした。
しかし、中には夫と不倫相手の目を覆いたくなるような写真も…。
出てきた感情はただ一言、「気色悪い」。

私の場合、夫に離婚を告げられてからすでに1年近く経っており、気持ちの整理ができていました。
しかし、心構えもなく決定的な証拠を目にすることは、言葉では言い表せないほどのストレスになると思います。

ポイント:不倫証拠を初めて見るときは、心の準備がないと大きなストレスになります。

私が立てた不倫追及の作戦

調査員からはこう告げられました。

「この証拠をどう使うかは、みんとさん次第です。すぐに動いてもいいし、しばらく温めておくのもいい。」

私は「ずっと我慢してきた」という思いで、爆発寸前でした。
報告書を受け取ったら、夫に追及すると決めていました。


私の計画は次の通りです。


  1. 夫に証拠の一部を見せ、不倫を追及
  2. 慰謝料の支払い・別居・生活費について話し合う
  3. 夫から不倫の自白を引き出し、証拠をさらに強化
  4. 不倫相手にも同時に慰謝料請求の内容証明を送る(心理的圧力)
  5. 義姉に同席してもらい、夫が逃げられない状況を作る

不倫相手は実家暮らしの独身女性。
「親バレすればいい」とさえ思っていました。

しかし、この“手持ちカードの出し方”は後に後悔することになります。

義姉に同席を依頼した理由

夫は話し合いになると黙り込むため、義家族の中で一番発言力のある義姉に同席を依頼しました。
義姉は中立的で、発言にも重みがあります。

友人からも「男性相手の話し合いは不安だから、義姉がいてくれて安心」と言われました。
オンラインでの参加でしたが、私にとってその存在は大きかったです。

話し合い当日の様子

子どもを寝かしつけた後、リビングで開始。
夫はメモとペンだけを用意しており、同居の話だと思っている様子です。

一方の私は、

  • 義姉とつなぐパソコン
  • 台本
  • 質問リスト
  • 忘れてはいけないポイントメモ
    を準備していました。

台本の流れ

  1. ボイスレコーダー2種類で録音
  2. 夫の今後の意向を確認
  3. 弱い証拠から順に提示し、最後に調査写真1枚を見せる
  4. 幼馴染である不倫相手が既婚者と知っていた証拠(結婚祝い動画)を提示
  5. 無言や否定時の切り返しを準備
  6. 認めた場合は別居や慰謝料請求の条件提示
  7. 財産分与の資料再提出依頼
  8. 財産分与合意書作成・公正証書化
  9. 夫のスマホ確認と履歴データ送付依頼

夫の反応

最初は落ち着いていた夫も、義姉が画面に現れると動揺を見せました。

「この期間、当直勤務と言って4泊5日不在だったけど、私のツテで職場に確認したらそんな勤務はなかったよ。その間、何をしてたの?」

  「…ちょっと確認するね。」

「外泊したのに、自分の行動覚えてないの?」

  「仕事です。」

「仕事じゃないことは確認してるけど?」

 「……」

こんなやり取りの繰り返し。
私には無表情で沈黙を貫く夫も、義姉が発言すると表情が揺れました。

しかし結局、夫は不倫を認めず――
「相手はただの同級生」「今後も会わない」と否定に徹しました。
想定していた展開にはならず、話し合いは終了しました。

不倫相手からの返答とその後

数日後、不倫相手から内容証明への返答が届きました。
「不貞行為はしていない」と否定する内容で、弁護士はついていない様子。
しかし弁護士に見せたところ――

「ホテルには行ったけどやってません、という言い逃れができる文章。弁護士相談はしてるかもね。」

とのことでした。

私は法的措置を示唆する文章に変更し、再度慰謝料請求を送りましたが、今度は完全に無視されました。


この話し合いから数日後、夫からLINEが届きました。

「不倫を認める・別居に至った精神的損害に対する慰謝料を支払う、この二点についてですが、会ったことは認めますが、不貞行為はありません。
別居を考えるほどの精神的損害があったのなら謝罪しますし、慰謝料は払います。
離婚していただけないのなら、別居する意味はありません。このまま同居生活を続けます。」

このメッセージを見て、私は自分が持っていた切り札の出し方を誤ったことに気付きました。
当時はまだ「夫と建設的な話し合いができる」と信じており、順序立てて問題を解決しようと考えていたのです。

しかし現実には、不倫の証拠はすでに十分。別居を始めても夫の離婚要求を拒否できる状況でした。
本来なら、不倫追及は一旦我慢し、夫には不倫中のお花畑の考えのまま別居の既成事実を作るべきだったのです。

それをしなかった結果、夫は「すぐに離婚できないなら同居を継続する!」と意地を張るようになり、そこから意地の張り合いの同居生活が続くことになりました。

更に、夫だけでなく義母の行動も暴走し始めて、私のストレスの大きな原因になっていきました。

まとめ

  • 不倫追及は証拠の出し方とタイミングが非常に重要。感情的にならず、別居など有利な状況を先に作る戦略が大切です。
  • 義家族の同席は心理的に大きな効果があり、話し合いの場で相手の逃げ場を減らせます。信頼できる味方の協力を得ることがポイントです。
  • 内容証明を無視された場合は、さらなる法的手段を視野に入れるべき。相手の対応を見極めて次のアクションを決めましょう。
  • 証拠が十分に揃っていても、順序を誤ると相手に言い逃れや時間稼ぎの隙を与えてしまう。戦略的な進め方が必要です。
  • 「建設的な話し合い」は必ず成立するわけではありません。泥沼の状況も考えて戦略を考えるといいです。
  • 別居の既成事実を作らず同居を続けると不利になることもあります。離婚や生活条件の交渉が長期化するリスクがあります。

このシリーズでは、

サレ妻としての日々・家庭再構築の過程・母ひとり子3人の暮らしのリアルを

これから少しずつ書いていきます。

どうか、どこかの誰かの力になりますように。

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