さようなら夫、こんにちは未来
~サレ妻、母ひとり子3人わが家の暮らし再構築期~
こんにちは。
3兄弟子育て中のみんとです。
これまでプロフィールでは少しだけ触れてきましたが、
ここから少しずつ、わが家に起きた出来事をを連載記事として綴っていきます。
自分自身が予想もしなかったような出来事に直面し、
それでも日々の暮らしを守りながら前に進もうとする中で、
「同じような境遇の誰かの、少しでも心の支えになれたら」
という思いが強くなりました。
そんな気持ちを込めて、このシリーズを始めます。

こちらの記事では、何気ない日常に紛れ込んでいた夫の変化、サレ妻としての始まりについてまとめています。
何気ない日常に紛れ込んだ、最初の違和感
夫婦関係に変化を感じ始めたのは、
結婚して10年目、夫の転勤に伴って今の土地に引っ越してから1年が経とうとしていた頃でした。
これまでも何度か転勤による引っ越しはありましたが、
長男が小学校中学年にさしかかり、これからは長く腰を据えて暮らすことを考えていた時期。
私たち夫婦はどちらかというと淡々とした性格で、
普段からあまり多くを語り合うタイプではありません。
夫婦2人で出かけることもほとんどありませんでした。
それでも、テレビドラマの話題を一緒に話したり、
家事や育児についても私の負担が大きかったとはいえ、
夫なりに協力してくれていると思っていたのです。
ある日、車検を終えた車が戻ってきました。
見てみると、これまでと違うナンバーになっていたのです。
「車のナンバーはお任せにしたん?」と聞いてみると、
夫の答えは意外なものでした。
「自分で選んだ」
夫は以前から、家族にまつわる番号を意識的に選ぶような人でした。
それが、今回は違う。
この瞬間、胸の奥に小さな引っかかりが生まれました。
積み重なる小さな変化
改めて振り返ると、その頃から違和感はいくつもありました。
私の仕事が忙しくなってきたタイミングで、
夫に対してイライラすることが増えたのも事実です。
夫もまた仕事が忙しく、お互いに余裕がなかったのかもしれません。
いつもは職場を出る時に送られてきていたLINEが、
2週間前からぱったりと途絶えるようになりました。
話しかけても、返ってくるのは「うん」「ああ」だけ。
頷くだけのことも多くなり、
家族で食卓を囲んでいても、話しかけた夫に無視されることも。
夫が帰ってこなかった夜
決定的な出来事が起きたのは、夫の様子が変わってから1ヶ月半ほど経った頃。
ある日、夫の幼馴染3人が遠方から遊びに来るという話がありました。
地元からは飛行機で6時間近くかかる距離です。
そのメンバーは、夫婦1組とお子さん1人、独身の女性1人。
幼馴染3人については、以前から夫の話に登場していた人物でした。
2日間の滞在予定でしたが、夫はその夜、自宅に帰ってきませんでした。
仕事以外での初めての外泊。
これまでにはなかった出来事です。
義実家への帰省でも現れた変化
その後、家族で義実家へ帰省することに。
毎年の恒例で、いつもは3泊〜6泊程度の滞在です。
けれど今回、夫の様子はこれまでと明らかに違っていました。
夕食も一緒にとらず、
「友人と約束がある」と言って毎日夜中まで外出を繰り返していました。
これまで地元の友人と予定を入れることなどほとんどなかったのに、
この帰省中は、家族との時間をあきらかに避けているように感じられたのです。
帰省から1週間後のある日、
夫から突然、離婚を切り出されました。
おわりに:違和感は、心が教えてくれるサイン
夫の態度が変わった日々を振り返ると、
確かにいくつも「おかしいな」と思う瞬間がありました。
LINEの連絡が減ったこと、
目を見て話してくれなかったこと、
突然の外泊――
あの時の小さな違和感こそが、
心が教えてくれた「サイン」だったのです。
「大丈夫だろう」と見過ごさず、
「もしかして」と立ち止まって、自分の直感に耳を傾けてください。
結婚は簡単でも、
不倫・別居・離婚は心身ともにすり減るほど大きな出来事です。
自分を守ること。
そして、子どもを守ること。
そのためには、できる限りの備えをしておくことが大切だと私は痛感しました。
このシリーズでは、
サレ妻としての日々・家庭再構築の過程・母ひとり子3人の暮らしのリアルを
これから少しずつ書いていきます。
どうか、どこかの誰かの力になりますように。
次回は、夫の不倫に気付いてから前へ進む決意をするまでの日々について書いていきます。