こどもに怪我は付き物で、その中でも多いのが切り傷です。
我が家は息子たちが4回も切り傷を経験したで、すっかり対処にも慣れてきました。
そもそも現役看護師なので怪我への知識はありますが、やはり我が子の怪我は動揺してしまいます。
こちらの記事では、私の経験を踏まえて怪我をした時の対処法をお伝えします。

我が家の切り傷体験談をご紹介します
次男が兄と物を取り合いふらついて倒れた弾みで椅子に頭をぶつけて切れる。傷が深く病院で縫ってもらいました。
長男が冷蔵庫の下に座って作業をしていて、立ち上がったタイミングで私が冷蔵庫の扉を開けてしまい頭をぶつける。出血するが傷は浅く処置はしませんでした。
次男が階段の3段目辺りから落ちてしまい、壁の角に額をぶつけて切れる。傷が深く病院で縫ってもらいました。
三男が布団の上を歩き回ってこけてしまい、ベッドのフレームにぶつけて額が切れる。傷が深く病院で縫ってもらいました。

普段はやんちゃ男子には分類されないわが子達ですが、このように何度切り傷をつくっています。
切り傷が出来たらどうしたらいい?
大切な我が子がけがをしてしまった!!どうしよう!?
現役看護師でもある筆者みんとが、具体的に対応をお伝えしていきます。
怪我をしている場所を見つけよう

まずはどこを怪我しているのか探しましょう!
怪我をしている場所が分かったら次にどうする??
水で洗い流そう
傷口にバイキンが入らないことが大切なので、水道水で優しく洗いましょう。
消毒はしなくて大丈夫です。

血が出ていたら止血しよう

血が出ている時はキレイなタオル等で傷口をおさえて止血しましょう
私はいつも慌ててしまい身近にあるティッシュを使っていました。
軽い出血ならティッシュでも充分かなと思うけど、量が多い時はタオル等がいいですね。
とにかく重要なのはきれいなものでおさえることです。
汚れたタオル等を使うと、傷口からバイキンが入ってしまします。

頭や口は血管が豊富なので出血量が多くて驚きますが、大丈夫です落ち着きましょう!
我が子の初めての深い切り傷が頭だったので、周りに血が飛び散っていました。
現役看護師の私ですが、飛び散る我が子の血を見たら手が震えました。
出血が多い時は、15分間強めの力で押さえて止血 圧迫止血 をしましょう。
傷口が気になりますが、覗かず止血しましょう。
こどもの様子を確認しよう
最初は驚いて泣く子が多いかなと思います。

急いで病院を受診するか、それとも救急車を呼ぶべきか
ここで大切なのがこどもの様子です。
こんな症状がある時はすぐに救急車が必要かもしれません。
#7119 救急安心センター事業 へ電話をして相談しましょう!
こどもの意識がもうろうとしている
声をかけても反応がおかしい
圧迫止血しても大量出血で止まらない

特に頭周囲を打った時には、意識や嘔吐していないかが重要です。

こどもが泣いて落ち着かない時は、好きなテレビや動画を見せるとよいです。
こどもの様子が大丈夫なら、落ち着いて次にどうするか考えましょう。
大きい傷や深い傷は病院を受診しよう
軽い切り傷ならここまでの処置をすれば自然と治っていきます。
ただ、傷によっては病院での処置が必要になります。
うちの息子たちは深い切り傷だったので、病院で縫ってもらいました。
病院はどこを受診するとよい?
切り傷は何科に受診するか迷いますよね。
自分で判断が難しい場合は、まず電話相談をおすすめします。

電話相談ダイヤル
地域の救急相談ダイヤル 各地域にあるので検索してください
#8000 こども医療電話相談事業
お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。
症状に応じた対応や医療機関を案内してもらえます。
地域によって対応時間が違いますが、18時・19時~翌朝8時まで対応が多いです。
#7119 救急安心センター事業
急な怪我や病気で、救急車を呼んだ方がいいか、すぐに病院に行った方がいいかなど電話相談出来る窓口です。
受診可能な医療機関の案内や必要があれば救急車を要請してもらえます。
救急安心センター事業(#7119)ってナニ? | 救急車の適時・適切な利用(適正利用) | 総務省消防庁
皮膚科
皮膚表面の浅い切り傷は皮膚科でも処置をしてもらえます。
包丁で指を切ったような切り傷も対応してくれるようです。
外科
外科といっても色々ありますが、整形外科や形成外科、外科という名称を病院の看板にあげていれば処置してもらえます。
我が家が受診したのも外科系の病院です。
小児科
子どもの病院で一番に思いつくのは小児科ですが、小児科と言っても本来は小児内科・小児外科と専門が分かれています。
小児内科が専門の先生が開業しているクリニックでは切り傷の処置は対応してもらえない可能性もあります。
受診前に電話で相談することがおすすめです。
我が家が受診した病院
我が家は色んなパターンで受診しました。

①平日午後の2時でクリニックが開いていない時間帯。
昼間なので応休診やよくある相談ダイヤルが対応しておらず困りました。
傷口は深く処置が必要だとすぐに分かりましたが、子どもは落ち着くと機嫌よくテレビを観れていました。
かかりつけの小児科は小児外科専門の先生だったので、1時間待って小児科で処置してもらいました。
②お盆期間で空いてる医療機関が通常と違う場合。
色んな所へ電話を何度もかけて、受診できる病院を探しました。
所在地の救急相談ダイヤルが365日・24時間対応可能なので、受診出来る病院を教えてもらいました。
結果、近隣の医院を紹介され電話確認すると縫合処置も可能なので受診しました。
③夜間で救急外来の空いている総合病院を受診。
まずは地域の夜間応急診療所へ電話相談をしました。
応休診では処置は出来ないとの返答でした。応休診で紹介状を作成し、近隣の総合病院の救急外来受診を提案されました。
救急外来を無事に受診、頭部の切り傷なので脳外科の先生が処置をしてくれました。
まとめ
お子さんが怪我をすると不安でどうしたらよいか分からなくなります。
そんな時に、この記事を読んで頂いて少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、今日も一日お疲れ様でした。